モトぷち

イタリア 2007年のヴィンテージ

2008-03-12 10:00 mottox|現地情報

イタリア仕入担当 音無です。

イタリア現地スタッフに、2007年の総評をまとめてもらいました。


2007年は少し特異なヴィンテージで、

・収穫量が全体的に10%以上減り、
 酷いところでは半分にまで落ち込んだところがあった

・冬が暖かく、そのままブドウ樹の活動サイクルが前倒しされ
 結果的に発芽から収穫まで2週間位早くなった年といえます。


●イタリア 2007年総評(現地スタッフより)----------------------

イタリア全土に渡り、異常と言っていいほどに収穫時期が早い年でした。

ここ何十年間の収穫時期を見ても記録的に早い時期といえます。

かといって、2003年のように降雨が全くない干ばつ続きという明らかな異常気象は見られませんでした。

年間を通してある程度バランスの取れた気候にもかかわらず、平年より2週間以上早く収穫を行ったところも多数ありました。

発芽が早くに始まり、その後霜による被害もなく温暖な春でした。通常この時期にある程度まとまった降雨があるのですが、非常に少なく植物成長プロセスも早く進行しました。

6月にまとまった降雨があり、その後訪れる夏季の間にブドウ樹が必要とする水分が土地に吸収されました。

7月からは日差しの強い、暑い夏が始まり、植物活動が活発になり最終的に早い収穫に至ったといえます。

通常収穫が早い年というは、気候条件や他の影響により発芽からブドウ収穫までの期間が短くなるために起こります。

しかし2007年に関しては、発芽からブドウ収穫までの期間が短くなるのではなく植物活動の時期が早く始まり、ブドウに必要な成熟期間を十分にとりながら、そのまま前倒しで収穫を迎えたような年でした。


イタリア全土のブドウ生産量は2006年と比べて少なく(約10%)、赤白共に品質の良いヴィンテージと聞きます。 生産者によっては、赤が大変素晴らしい年というところも見受けられます。

シチーリアに関しては、上記のような早い収穫ではなく平年並みでした。アルコール度数は若干低めですが、香り豊かなワインに仕上がりブドウの特性がはっきりと出たヴィンテージと言えます。

しかしながら今年の収穫の早さがワインの品質にどのような影響を及ぼすのかは、これから先にリリースされるワインを実際に飲まないと確認できにくい年のようです。

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