ボルドー・プリムール2007
2008-05-27 11:10 mottox|現地情報
マーケティング部、ボルドー担当の前川です。
今の時期、ご存知の通り、ボルドーのプリムールのオファーが舞い込む。
今年は2007年ヴィンテージ。
天候的に難しい年であったので、例年と比較すると、平均的レベルか、
シャトーによってはその前後で大きくばらつきのある年だという評価
になるかと思われる。
それでは価格も落ち着くのかと言うと、そうではない。ボルドー・グラン・
ヴァンの価格は需要と供給の影響をかなり受ける。
プリムールはボルドーACやクリュ・ブルジョワのシャトーが価格を発表し、
その後、順に、ソーテルヌ、ペサック・レオニヤン、メドック格付3~5級、
最後にメドック格付1&2級というように、続けて発表するのが主な流れ。
シャトーも情報収集し、リリースした他のシャトーがどの値段で売れたのか、
余り売れなかったのか、を参考に自分の所の値段の参考にする。
今回のプリムールが始まるまでは、品質、為替の問題(昨年06年がオファー
された時期よりも30%近く、対ユーロドルが弱くなっている)を考慮して、
引き合いが強いシャトー以外は、06年に比べ2割位は値下がりするのでは
と言われていた。
しかし、ふたを開けてみると、06年を少し下回る程度の価格で発売された
クリュ・ブルジョワが(全てではないが)、中々好調な販売だった。
そして結局、現在、メドック3~5級のオファーが出てきているが、価格は06年と
同じ位になっている。
この先、人気のシャトーは06年より高い値段になることもあるだろう。
上記の要因よりも、中国やロシア等、世界的なマーケットの拡大、
現在庫ヴィンテージの価格の値上がりの影響を大きく受けたのだろう。
また、為替差を受けないフランスのスーパーが積極的に買っているのも
影響しているようだ。
ユニオン・デ・グラン・クリュの試飲会場のひとつ、シャトー・ポンテ・カネでの様子。
困難な年であろうと、ポンテ・カネは素晴らしかった。タンニンにも完熟感が感じられ、
際立っていた。
価格の話ばかりしてしまったが、良い出来のシャトーの味わいの
スタイルは、エレガントな良さがあり、ヴィンテージ評価は高いが暑い
スタイルの03年、よりも、日本では好まれる可能性があるのでは、と思っている。
トラックバック(0)
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.mottox-wine.jp/mt/mt-tb.cgi/166



