モトぷち

ヌーヴォ 最終レポート:J. シャニュ(10/20付)

2008-10-29 16:56 mottox|現地情報

 
マーケティング部、ブルゴーニュ担当の宮田です。

少しご無沙汰をしてしまいました。早いものでもうすぐ11月ですね。

生産者は醸造も終わりにさしかかり、出荷に向けて瓶詰め、ラベリング、梱包に
大忙しの様子です。

私達インポーターはというと、生産者、輸送業者、通関業者の方々との最終調整
に奔走しております。無事に皆様のもとにヌーヴォをお届けできるかどうかは、
これから解禁日まで、各業者さんたちのご協力のもと、私達がいかにコントロール
するかにかかっているわけで、毎年この時期は手に汗を握るスリリングな日々を
送っております・・・はい。


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さて、ジャン・ド・ロレール ボージョレ・ヌーヴォの生産者J.シャニュ社より、
収穫から現在までの情報と今年のヌーヴォの総括を入手しましたのでお伝えいた
します!

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ボージョレの2008年ヴィンテージは収穫量が非常に少なかったのですが、9月に
入り続いた晴天の恩恵により、「芳香と果実味にあふれたワイン」となる見通し
です。


収穫が終わり、2008年ヴィンテージの傾向が明らかになってきました。
リヨンとマコンの間に位置する12のアペラシオンでは、香りと風味の明確な質が
定まるにはあと数週間を要するものの、既にいくつかの特徴が表れています。


●9月15日から1ヵ月近く続いた収穫は、理想的な気候条件の下で行われました。
 9月には一滴の雨も降らず、日照(平均より14時間多い)と冷気(平均より3℃
 低い)に恵まれたお陰で、ブドウの成熟が適切に進み、衛生状態も安定しまし
 た。こうした気候条件を最大限に利用するために収穫開始を数日遅らせた栽培
 者たちもいました。

●収穫量はすべての区画で極めて少なく、これまでの平均100万ヘクトリットルに
 対して80万ヘクトリットル以下と、現時点での予測がそのまま確定すればボージ
 ョレでは1975年以来の最低記録となります。こうした収穫量の少なさと、収穫時
 に絶好の気候条件に恵まれたことを合わせて考えると、一定以上の品質は保証さ
 れていると言えます。関係者たちは「見事な仕上がりになるための条件は揃った」
 と判断しています。一方で、量の少なさから栽培者たちは既に価格について一切
 の妥協を許さない構えとなっており、特にヌーヴォーでも高価格帯のものに関し
 ては議論の沸騰が予想されています。


●醸造所では、比較的酸味の強い状態で果汁の発酵が順調に進み、初期段階におい
 ては非常に香り高く、小さな赤い果実の特徴が際立っていました。ボージョレの
 品種であるガメイに典型的な木イチゴやカシスといった果実の香りや、今年はペ
 ッシュ・ド・ヴィーニュ(赤桃)のニュアンスも加わり、果実味にあふれた豊か
 な香りが生まれています。


●果皮の色が十分に抽出され、色は鮮やかです。味わいはフレッシュで「果実味」に
 あふれ、9月の日照の恩恵により穏やかとなったタンニンがワインにまろやかさを
 与えています。さらにテロワールも十分に表現されているようです。


気候の面でさまざまなアクシデントに見舞われた2008年は、全体としていわゆる
「生産者の実力が表れる」ヴィンテージであると言えます。

実際に、素晴らしいワインを生み出すためには技量や注意深い監視が必要な年となっ
ています。その最終的な品質についてはあと数週間のうちに、皆様のもとで明らかと
なることでしょう。


他の生産者からも続々とレポートが届いております。
順次アップしていきますので、どうぞお楽しみに!

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