モトぷち

『Paris Match』誌に、こんな記事が...

2008-10-27 18:15 mottox|現地情報

フランス現地スタッフの中原です。

先日出張で帰国する際に、飛行機で手に取った雑誌、『Paris Match』(パリ・マッチ)に面白い記事(スキャンダルな記事?)が掲載されていました。

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旧『クラスモン』、現『レ・メイヤー・ヴァン・ド・フランス』の2009年度版において、テイスティングの結果、本来なら3つ星が妥当な(?)1級シャトーが、何と格下げになったのです。
以下、パリ・マッチ(雑誌)とオリヴィエ・ポエル氏(MVF誌編集責任者)のインタヴュー記事、一部要約・抜粋です。

パリ・マッチ:
「今回星を1つなくした(3つ星から2つ星)オー・ブリオンとシュヴァル・ブラン、その理由は?」
ポエル氏:
「何度も話合いをしたけれど、実際にムートン、ラフィット、ラトゥール、ペトリュス、マルゴー、オーゾンヌと比べ、明らかに完成度に欠けたのが理由。それにこのような1本あたり500ユーロを超えるようなワインのカテゴリーは、ただ美味しい(bon)だけではなく、素晴らしい(excellent)のレベルでなければならない。」

パリ・マッチ:
「この評価に対する影響は?」
ポエル氏:
「この評価を受けたシャトーのオーナーは、自問自答するべきだと思う。自分がそのテロワールにふさわしい本当に素晴らしいワインを毎年造り上げているかどうか、それを振り返ってくれれば言うことはない。」

パリ・マッチ:
「億万長者のボルドーのオーナーが、これで何か変わると思いますか?」
ポエル氏:
「戦争が終わる前は、ボルドーの1級シャトーの畑の値段は、無いに等しいくらいの値段だったから誰もが欲しがらなかった。ところが80年代になって一気にワインブームが起こり、そのときに所有していた人たちは一気に金持ちになった。今は1部の本当の金持ちだけが畑を買うことができる、これは大きな問題です。」

パリ・マッチ:
「1885年のボルドーの格付けについてはどう思うか?」
ポエル氏:
「これは議論がまだ続いている。入れ替えの話も出たが、結局入れ替えをしないという判決が下った。しかしクリュ・クラッセに格付けされていても、格付けされてないワインより、安値で取引されるワインということは、実際にそのワインは、クリュ・クラッセのワインより美味しくない、ということになるでしょう。」

パリ・マッチ:
「他で格下げになったワイナリーはありますか?」
ポエル氏:
「今回の2009年度版のガイドは、結構入れ替えがありました。例えばシャブリのウィリアム・フェーヴルは3つ星から2つ星に格下げにしました。」

パリ・マッチ:
「では反対に、サプライズというか格上げになったものは?」
ポエル氏:
「シャンパーニュのアンセルム・セロス、これは特別素晴らしい。あとシャブリのドメーヌ・ドゥヴィザ、これは注目すべきレベルだと思いますね。でも注意して欲しいのは、星ばっかり見ないで欲しいことですね、実際に星がついていなくても、注目すべきワイナリーはたくさんあるわけですから。」

パリ・マッチ:
「特に品質が上がっている地域、というのはありますか?」
ポエル氏:
「ブルゴーニュですね。最近は若い生産者が非常に頑張っている。特にここ数年は目覚しいですね。」

パリ・マッチ:
「フランスワインは常に世界最高の位置を保てると思いますか?」
ポエル氏:
「特にグラン・ヴァン関係は絶対と言ってもいいでしょうね。それはテロワールの複雑さと幅広さ、品種の豊富さ、あとはノウハウという意味でです。ただし、セパージュワインやブランドでは、ライバルは避けられないでしょうね。」

パリ・マッチ:
「最後に、あなたに贈って喜んでもらえるワインは、どのワインですか?」
ポエル氏:
「次のヴィンテージのオー・ブリオンとシュヴァル・ブランですね。」

 ↑↑ (こういうところが、皮肉っぽくて、フランス人らしい・・・)




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