モトぷち

クリムトと“金色の夢”

2009-04-08 15:00 mottox|スタッフのつぶやき

東京マーケティング部の前田です。

GOLDTRAUM Sparkling White


おかげさまで大好評発売中の“金箔入りスパークリング”
「ゴールドトラウム」。

今回は、そのラベルにあしらわれた名画『接吻』とその作者クリムトについて少し膨らませてみたいと思います。
(書店に並んでいる美術関連書籍をざっとめくっていただければ書かれているようなことばかりかもしれませんが。。)


近代西洋画家の中でも高い人気を誇るビッグ・ネームの一人、グスタフ・クリムト。
絵画のオークションにおいて、初めて落札額が1億ドルを突破したのもクリムトの作品。そのときの作品は『アデーレ・ブロッホ・バウアーの肖像Ⅰ』。
2006年6月のオークションでつけられたその額は当時の市場最高値のなんと1億3,500万ドル(約155億円)!
当時最高落札金額の上位を占めていたピカソやゴッホの記録を塗り替える驚異的なオークション・レコードでした。

そして、その作品のモデル、アデーレ・ブロッホ・バウアーは、『接吻』のモデルにもなったといわれ、クリムトの作品にたびたび登場する、彼の有力なパトロンの一人でもありました。

また一方で、『接吻』のモデルはクリムトの生涯最愛の女性エミーリエ・フレーゲだという説もあります。
「愛(エロス)」「死」をテーマとした官能的な作風で当時の保守的な画壇に大きなインパクトをもたらし、また、多くの浮名を流したことでも知られるクリムトですが、“唯一の心安らぐことのできる女性”であり、生涯をともにすることにもなる彼女を描いた『エミーリエ・フレーゲの肖像』には、“官能美”とはまた別の聡明さ・安らぎのようなものがあふれ出ており、彼女への特別な想い・リスペクトの念といったものが感じられるようです。。。


接吻
多くの画家がそうであるように、クリムトも時代によってその作風に変遷があります。
『接吻』は1900年代、「金・銀装飾」と「写実的な人物」とを特徴とする作風を発展させた最も円熟した時代、『黄金時代』の紛れもない代表作(1908年発表)。

黄金時代の名のとおり、クリムトといえば連想されるのが「金色」。
その手法をとった経緯にも、金細工師だった父親の影響、伊ラヴェンナのビザンティン時代の聖堂の燦然たるモザイクの装飾美、そして当時パリのみならずイギリスやクリムトの祖国オーストリアでも起こっていた日本ブームの影響などが指摘されています。


日本人の私達としては、是非「日本文化とのつながり」をプッシュしたいところですよね。

当時盛んにヨーロッパにお披露目されていた金屏風や「琳派」などの(特に絵画以外の)工芸美術からの直接的な影響と思われる「金箔」の使用にとどまらず、浮世絵にインスパイアされたと思われる奥行きの無い平坦な画面構成や大胆な構図、円形や四角などの抽象模様(それぞれ女性・男性を意味すると言われます)をパターン化しての使用、また、『接吻』の女性の足元に絡みつく「つる草」にも日本画の影響が指摘されています。
さらには、前出の「エミーリエ・フーリゲの肖像」には落款(のようなもの)がみられるなど、その作品の中には“日本的なもの”があふれています。。


世紀末、金・銀を多用した豪華絢爛な異次元空間の中に退廃的な美女を描いたクリムト。 
その、絵画というよりも工芸品の範疇に入るのでは、と思われるほどに装飾的な画風に、現代の“芸術家の卵”と呼ばれる人たちの多くが一度は真似をしてみたくなる、というのもうなずけるような気がします。。


さて、下手の横好きで始めた美術学習の成果のお披露目はこのくらいにして、肝心の中身のワインの方にも触れておきましょう。

まずはセパージュについて。ドイツ産のワインでありながら、使用品種はトレッビアーノとアイレンの50:50。
それぞれイタリア、スペインが“本拠地”のブドウですが、より高緯度のドイツで醸され、それぞれの地域で見せる趣とは一味違ったなんとも心地よい清涼感にあふれた爽快な味わいに仕上がっています。
ちょっと卑近な表現を使ってしまうと、“えもいわれぬフレーバーをもつラムネ”とでも表現したくなるような飲み心地。

こんな表現をしてしまうと、ちょっと安っぽいイメージを持たれてしまうかもしれませんが、そんなことはありません!
「スパークリング・ワイン」として備えているべきエレメンツは全てクリアした、“泡もの”好きな方の鑑賞にもしっかり耐えるアイテムとなっていますので、ご安心ください!

label
また、その佇まいから味わいへの過剰な期待はされないのではと思われますので(?)、そのギャップも手伝って「あ、これ(意外に)美味しいよ!!」となるハズです!

すでに各地の結婚式でご利用いただき大好評をいただいているというこの商品。
パーティ等の席でもその場の注目と話題を集めること間違いなしです!

昇り立つ泡のなかで舞い踊る金色の煌めきを愛で、
ラベルにあしらわれた名画にまつわる美術談義など交えながら(くれぐれも引かれない程度に)、きっと懐かしい思い出に変わるに違いないひと時を、その心地よい味わいとともにただ純粋に楽しんでいただきたい。。。
「ゴールドトラウム」はそんなワインです。

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