モトぷち

【道具通信】 グラスでワインは変わる 編

2009-06-03 17:00 mottox|スタッフのつぶやき

マーケティング部の藤田です。

暫くご無沙汰でしたが、道具通信の2回目です。


前回は「簡単に開ける」をテーマにスクリュープル ワインオープナーを
ご紹介させて頂きましたが

無事「開栓」が済んだら、次は「味わう」ということで

今回のテーマは「グラスでワインは変わる」です。


ワインは 色、香り、味わいの3つの要素を主に楽しむお酒。 

中でも香りはグラスの形状によって、その立ち方に大きな差が生じます。


ワインの持つポテンシャルを少ししか引き出してくれないグラスと
とてもたくさんの要素を引き出してくれるグラスの2種類が目の前にあるとすれば
それはもう、誰でも後者のグラスで味わいたいと思うでしょう。

そんな素晴らしいワイングラスの代名詞的存在が 「リーデル」 です。

某ワイン漫画の冒頭部分にも「薄氷のように繊細なリーデルグラスに・・・」と登場する
あの「リーデル」です。


「リーデル社」のグラスは「ボルドー赤ワイン用」や「ブルゴーニュ赤ワイン用」など
ワインの種類ごとにラインナップされています。

その対象となるワインを十分に研究し、そのワインが持つキャラクターを
存分に引き出すよう設計されています。 


以下 リーデルのWEBサイトよりグラス設計の基本的なポイントを要約して
掲載させて頂きます。(詳しくはリーデル サイトをご覧ください)
      
◆グラスの形状はブーケの良し悪しや強さに影響する◆

ワインの香りの良し悪しやその強さは、そのワイン本来の個性によるものだけではなく
そのワインと注がれたグラスの形状の相性によっても左右されます。
また、香りは一定の幅の温度帯でのみ本来の広がりをもたらすことが出来るので
(低い温度では香りは弱められ、高い温度ではアルコールばかりが強調されます。)

グラスが本来の性能を発揮するためには
ワインが適切な温度であることと 適切な量が注がれていることがとても重要です。
(適量の目安  白ワイン約90cc、赤ワイン約120~150cc)


ワインはグラスに注がれると直ちに蒸発を開始し、
香りはその密度や重さに応じて、幾層にもグラスの中を満たしていきます。

従って、グラスの大きさと形状はそのワインの原料となったブドウ品種の
基本的なアロマの性質に合わせて形成されているのが理想的です。

花や果実の残り香
最も軽く弱いアロマで、これらはグラスの縁まで立ち昇ります。


青っぽい植物的な香りや土っぽいミネラルの要素
グラスの中間を満たします。


木やアルコールなどのアロマは最も重く、グラスの底に留まります。

glass.jpg



様々なアロマはグラスを回すことでさらに蒸発し立ち上りますが異なる香りの要素が互いに混ざり合うことはありませんので、同じワインでも、あるグラスでは果実の香りがしたり、別のグラスでは青い植物的な香りがしたりする訳です。








◆グラスの形状はワインの流れ込み方に影響する◆

グラスの縁からワインが口の中に流れ込むときに舌のどこに触れるかは
グラスの形、大きさ、グラスの口径、ガラスの厚みやそのエッジの仕上げ方に
よって変わります。

ご存知の通り、私たちの舌は部分によって酸味を強く感じたり、苦味を強く感じたりしますので
ワインの種類によって、酸味を感じる部分に触れない形状のものが適していたり
苦味を感じる部分に触れない形状のものが適していたりする訳です。

また、グラスの縁が丸められているとワインがスムーズに流れず
酸味と粗々しさを強調する傾向があるので
ワインをスムーズに舌の上に流れ込むよう
グラスの縁はシャープにカットされているのが理想的です。


これらのポイントを基礎に
「ワークショップ」と呼ばれるプロセスを経て、リーデルグラスの形は決まります。

「リーデル社」では
時に30種類を超える形状の異なるグラスで対象となるワインを飲み比べ
そのキャラクターを最も感じられないと判断されたグラスから除外してゆくという作業を
何度も繰り返し、そのワインにあった理想的な形状を追求して行くそうです。

この過程を「ワークショップ」といいます。

この「ワークショップ」には、対象となるワインのキャラクターを最もよく把握している存在として
必ずそのワインの生産者が参加するそうで、
その意味ではリーデルのグラスはリーデル社がデザインするものではなく
生産者が選択した理想的な形状とも言えるのです。



リーデルの代表的なグラスを以下にご紹介させて頂きます。


◇ボルドー赤ワイン用グラス400-00.jpg

so400_00.jpg

 

極めてタンニンが強く、酸味の控え目な赤ワインに理想的な形。ワインを舌の中央に導き、果実味、タンニン、酸味のハーモニーを形成するように設計されています。

 

 



リーデル ソムリエ 4400/00 
(ボルドー・グラン・クリュ)
     


◇ブルゴーニュ赤ワイン用グラス4400-016.jpg

so400_16.jpg

 

酸味が強く、タンニンの控え目な赤ワインに完璧にマッチする形。ワインは舌の先に導かれ、果実味を強調するとともに強い酸味を自然に調和させるように設計されています。

 

 



リーデル ソムリエ 4400/16 
(ブルゴーニュ・グラン・クリュ)
     


◇シャルドネワイン用グラス4400-0.jpg

so400_0.jpg

 

酸味の控え目なフルボディの白ワイン用は、ワインを舌の中央へ導き、あらゆる要素をバランスよくまとめ上げるように設計されています。

 

 



リーデル ソムリエ 4400/0 
(マチュア・ボルドー/シャブリ)
     


◇シャンパーニュ用グラス400-28.jpg

so400_28.jpg

 

シャンパーニュ用は繊細なブーケと豊かで複雑な味わいを強調するようにデザインされています。

 

 




リーデル ソムリエ 4400/28 
(ヴィンテージ・シャンパーニュ)
     


リーデル 「ソムリエ」シリーズはクリスタルガラス製で、
熟練した職人が一つずつ丹精こめて造るハンドメイドのグラス。
実に素晴らしいグラスですが、お値段もひとつ うん万円とそれなりにします。

そこで、おすすめなのがマシンメイドの「ヴィノム」シリーズ。
こちらも素材はクリスタルガラス。
ソムリエシリーズと若干フォルムが異なりますが
リーデルの上記理論の基、設計された逸品です。
これならひとつ3000円台で手に入るので、まだ手が出しやすいのではないでしょうか?



さらに「オヴァチュア」という、鉛をつかっていないクリスタリンというガラスを素材にした
シリーズもあります。
これはさらにリーズナブルで、1個 2000円以下で手に入ります。
クリスタルガラスにこだわらない方におすすめです。

グラスはワインを飲む上では絶対に不可欠な道具です。

初回導入コストはかかりますが、これから先ずっとワインを楽しむ上では
少々投資をしても損はないアイテムではないでしょうか。


これらのグラスに興味のある方は
以下の検索キーワードで WEB検索してみて下さい。

ソムリエシリーズ → 「リーデル ソムリエ」

ヴィノムシリーズ→ 「リーデル ヴィノム」

オヴァチュアシリーズ→ 「リーデル オヴァチュア」



尚、グラスは4個とか6個とか、たまに2個入もありますが
小箱単位でお求めになることをおすすめします。

なぜなら、これらのグラスはかなり でかい!


普通の家庭用食器棚に箱から出して置こうと思うと結構邪魔になります。


毎日ワインを楽しまれるという方なら別ですが
そうでないなら、グラスは使い終わったら、箱に入れて保管したほうが
破損のリスクも減ります。


以上でおわりです。


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