モトぷち

ドイツ・ワインへの想い

2009-10-05 19:10 mottox|スタッフのつぶやき

東京マーケティング部の前田です。


突然ですが、
皆さんは「ドイツ・ワイン」についてどんなイメージをお持ちでしょうか?


現在の日本のワイン市場においては、
すっかり脇役的なポジションに甘んじてしまっているように思われ(そんなこともないですかね)、さびしい思いをされている愛好家の方も少なくはないのではないでしょうか?
特に、私も含め、ある一定の年代以上の方々の中には、ドイツ・ワインへ特別な思い入れのある方が相当数いらっしゃるのではないでしょうか?

今となっては20年近くも前の話になってしまいますが、
'90年代初頭まで、日本における国別ワイン輸入量でフランスに次いで第2位の地位を占めていたドイツ。

日本のワイン市場を取り巻く環境や消費量全体の桁も現在とは全く異なりますので単純比較できませんが。。
長きにわたりわれわれ日本人が愛してきたドイツ・ワインは、
特に絶妙な甘みをもつ白ワインにおいては“代名詞的”といっても過言ではない存在感を持っていたのではなかったでしょうか。


また、時代をさかのぼれば、
ボルドーのグラン・ヴァンよりも裕に100年以上も早い時代から
“エステイト(シャトー)元詰め”が開始されていたというドイツ。
19世紀末~20世紀の中頃においては、
(銘醸クラスにおいては)同じくボルドーのトップ・シャトーよりも高値で取引されていたといいます。

ここ数百年の歴史を振り返ってみたとき
ドイツ・ワインは確実にワインの世界を牽引する存在であったといえそうです。。。


上述の'90年代初頭・ドイツのワインがまだまだ活況を呈していた頃、
学生だった私は、都内某有名ホテル内にあるレストラン・バーでウェイターのアルバイトをしておりました。

セラー(というよりも業務用の冷蔵庫のようなものでしたが)には
ハウス・ワインの他に、赤・白数銘柄のワインが常備されており
注文が入ればワイン・サービスもしていたのですが、今思い出そうとしても
「たしか、シャブリやモーゼル、リープフラウミルヒがあったかなぁ」というくらいで
どんな“銘柄”のものがあったかまでは残念ながら覚えてはおりませんが
(当時は、後々ワインを扱う会社へ入社するとは夢にも思っておりませんでしたので。。)。

そんなアルバイト先での忘年会か何かの飲み会の時、
マネージャーが開けてくれた「モーゼル」(それほど高額ではない、恐らくQ.b.A.クラスだったと思います)が、
私にとってのドイツ・ワインとのファースト・コンタクトでした。

十分に冷やされていて、
新鮮なブドウのフレーバーたっぷりで爽やかな甘みのあるその液体は
当時から「ビールで通す」のを決め込んでいた私にとって
かなりのインパクトがあるものでした。

「こんな飲み物があるんだなぁ~!」と。

当時一緒に働いていたアルバイトの女の子たちも「ワインを飲める」というだけで大盛り上がりで
「これ美味しいから飲んでみて!」「カジュウ(果汁)ッッ!!て感じだよねッ!」
などと思い思いにその感動を口にしていました。

当時は、「果実味(甘み)とそれを下支えする酸のバランスがしっかり取れていて~」
などという表現のすべも知りませんでしたので、
その感動をどう表していいかも分かりませんでしたが、

その味わいは、堀賢一さんの表現をお借りすれば
まさに『天上のレモネード』のよう。

ワインを味わうことのできる機会などほとんどなかった学生時代、
ただただ楽しかった職場で気のおけないアルバイト仲間と飲んだひとときの思い出が
私のドイツ・ワインへの思い入れの根底にあるのかもしません。。


そんな“大昔”(?)の話から、しっかりと“今”に頭を切り替えなければいけません。。

ドイツ・ワインが一般消費者の方から距離を置かれる遠因として
その「ラベルの難解さ」がある、とも言われます。

伝統的な生産者の上級クラスのもの等においてはまさにそうですよね。
それに、そういったクラスのものは、
「仕様変更」をしようにもなかなか難しいものだと思われます。。。

しかし、

スタイリッシュなボトル


















カジュアルに楽しめるラインにおいては、
ドイツ・ワインもすっかり現代的でスタイリッシュなイメージになったと
思いませんか?

↓ こちらはこの秋新発売となりました
「マックス・マン モーゼル リースリング Q.b.A.」
アフターに残る花の蜜のような香りが印象的なワインです。

マックス・マン モーゼル リースリング























また、ビール派が多数を占める日本人においては、
「甘いお酒は飲まない」という方も少なからずいらっしゃると思います。

でも、よく言われることですが、
「甘み」は全て(の味わいの要素)を包容してまとめてくれるもの。
ワインと料理のマリアージュ検証等でも、いつも安定的な成績を残すのが
ほんのり甘みのある白ワイン。
特にピリ辛な味付けの料理とはピッタリですよね。

そういった意味でも、
ドイツ・ワイン、もっともっと飲まれてもいいのでは?と切に思います。

ただ、「甘みのあるワインをずっと飲み続けられるのか(飲み飽きしてしまうのでは)?」が好み(考え方)の分かれるところのようで。。
私の場合は「食事と一緒なら全く問題なし」なのですが。


しかし、今日。国別のワイン生産量を見ると、ドイツはフランスやイタリアと比べて1/5程度。数量的に見ても、今後劇的にドイツがワイン市場を席捲するようなことは想像し難いですし、近年台頭してきたニューワールドにも押され気味な感を否めない状況にあります。

しかし、是非とも、日本人にも通じるその勤勉な国民性で
新たな価値観を作り出し、独自の存在感を示していって欲しいものです
(既に、「辛口」や「赤」の路線で活路を見出そうとしているようではありますが、
私としては“既存路線”を大切にして欲しいところです。。)。


ちなみに、この「20年」という歳月はワインを取り巻く環境も激変させましたが、
その「時の流れ」をある意味身をもって思い知らされることに、
あの思い出深いレストラン・バーがあったところは、今ではブティックになってしまっています。。。


<おまけ>
上の画像にもちらっと写っていますが、
前回の記事で触れさせていただきました“更新中”のモンステラ、今のところ順調に育ってます!
無事この冬を越せればいいのですが。。

更新中のモンステラ

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