ブルゴーニュ ルージュ ~ 泡あり/泡なし 比較 ~
2009-06-12 10:30 mottox|今日飲んだワイン
東京マーケティング部の前田です。
いよいよ関東地方も梅雨入りしたようでうっとうしい日々が続いていますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
梅雨があければ、夏本番。白ワインやスパークリングの季節になりますね。
『ある日の食卓(ならぬ“PCの前”?)』シリーズの第2回目として、
今回は、そんな季節にも楽しむことのできる赤を、ということで
2アイテム取り上げさせていただきました。
題して“ブルゴーニュ ルージュ ~ 泡あり/泡なし 比較 ~”。
長年にわたりご愛顧いただいております、
品質重視の堅実なクレマン・ド・ブルゴーニュの生産者「ルイ・ピカメロ」が造る、ちょっと珍しいブルゴーニュの赤のスパークリング、
「ブルゴーニュ・ムスー ピノ・ノワール ブリュット」。
こちらの商品、単純に等級で見ると“ムスー”ということで低く見られてしまうかもしれませんが、瓶内二次醗酵方式の“本格的な造り”のスパークリングになります。
私が独断で味わいの解説をしてしまいますと。。
外観・香りから連想されるとおりの果実味たっぷりのアタック。体感できる「酸」のレベルは低く、いたってまろやかな印象。「苦味」も穏やかですし、「収斂性」といったものもあまり感じません。
こう書いてしまうと、のっぺりした平坦な味わいなのかと誤解されてしまいそうですが、各要素が渾然一体となり調和が取れているからこそ、こういった飲み口の優しい味わいが実現できているのでしょう。
“ブルゴーニュの赤”で連想されるような「酸味」の存在感は薄く、
『“コク”と“旨味”のピノ・ノワール』といった趣き。
ほんのりと、でも捕らえ様によってははっきりとした「甘み」を感じます(特にアフターに)が、それはほとんど“旨み”と言い換えてしまっていいようなニュアンス。
この記事を書いている最中にも「うまみ」と打ち込み変換すると“旨み”“甘み”が候補に挙がってきて、どちらを選択しようかと少し迷ってしまう位。。
そんな味わいにキメ細やかな「泡」がプラスされて、
あまりの心地よさに危うく一人で1本開けてしまうところでした。。
日本人が大好きな醤油の風味とも好相性。
アマカラな味付けの料理ともばっちりでした。
甘辛いタレに合うということは、土用丑の日のうなぎにもいけるでしょうし、
また、逆に、塩コショーで軽く味付けし、素材自体の旨みを生かした
あっさりとした肉料理に合わせていただくのもいでしょう。
で、“泡なし”はこちら。
こちらも、わがモトックスの“優等生”銘柄の一つ「ジャン・フィリップ・マルシャン」
の「ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2006」。
派手さはありませんが、まさに“Value & Quality”を地で行くような造り手である
マルシャンのベース・ワインは、
より上級のブルゴーニュを想い起こさせるニュアンスも感じ取ることができ、“偉大なブルゴーニュ”レベルのワインをこじんまりさせた、といった印象で、一飲した人の誰もがそれ(ブルゴーニュ ルージュ)と特定できてしまうような“分かりやすさ”、そしてクラシカルなたたずまいが魅力。
最近は良くも悪くも、ブルゴーニュにいたってもガンガン攻めてくるようなパワフルな(特に若い段階で)ワインも人気のようですが、開けてすぐに楽しめて、こういった落ち着いた雰囲気を味わうことのできるワインもいいものです、特に暑い季節には。。
あらためて、各ワインを上画像の「イベリコ豚重」と合わせてみた印象としましては、非常にありがちな表現になってしまいますが。。
・ピカメロ …
甘み・旨みの要素が「相乗」する感じ
・マルシャン …
脂分を洗い流してすっきりさせてくれる感じ(次の一口へと自然に誘われます)
といったところでしょうか。
また、それぞれ
・ピカメロ …
普段ワインをあまり飲まれない方にも抵抗なく味わっていただくことのできる
風味豊かなブドウ原料の“清涼飲料”的味わい
・マルシャン …
ブルゴーニュの典型的な味わいをしっかり確認することができる教科書的ワイン
といった意味で、いずれも「ビギナー」クラスの方にこそ、より楽しんでいただきたい商品です。
特に、マルシャンは『JSA試験』の2次試験対策としても最適かと。。
料理の方、もっと色々試してみるべきだったかもしれませんが、
今回のおまけはこれ。
某・国内メーカー様のカマンベール・チーズ。
あらかじめ冷蔵庫から出しておくと、トロトロになって、
ちゃんと“程よく熟成したチーズ”な感じになります。
“チーズとワイン”で、“マリアージュ”と呼べるレベルにまでもっていくのは意外と難しい、と言われますが、
マルシャンと合わせれば、十分“それらしい”雰囲気になりますし、
ピカメロの方も、カマンベールのクリーミーさ、コク、アンモニア臭的なクセまでも
全てを優しく包容してくれるようで、私的には大いに「あり」だと思いました
(この段階ではかなり酔いが回ってしまってましたのでちょっとコメントが。。すいません)。
しかし、「ワイン文化の中心」とされる彼の国では
大統領や有名シェフを筆頭に、国を挙げて自国の料理を『ユネスコ無形文化遺産』へ登録しようと大々的に運動を展開中とのこと、
それと切っても切り離せないワインを、
東の果ての島国の“一庶民”がこんなカジュアルな楽しみ方をしていると知られたら、
えらく気を害されてしまいそうな気もしますが(笑)。
でも、こんな風に、気軽にワインをたしなむ人が増えれば、日本のワイン人口もさらに一気に広がるんじゃないかと。。そうすれば、輸出量も増えて。。ということにもなるでしょうから。。。(そんな簡単な話ではないですかね。)
今回は、一見近いようで遠い、“比較”するにはあまりにも土俵の違う2商品だったかもしれません。かなり無理やりなネタでした。
あと、もしこの2本を続けて飲むなら、順番は逆だったかなぁ、と思います。。
それに、やめようやめようと思いつつも今回もいつもながらの長文/拙文。。
お付き合いいただきました皆様、ありがとうございました!
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