1992年が初リリースという新しいワイナリーが、「レディガフィ 2000」で、『ワイン・アドヴォケイト』誌でイタリアワイン史上初となる100点を獲得したのである。
イタリアワインでアドヴォケイト満点を取ったのは、このワインを除いて今でも存在しない。
前例も歴史も、そしてワイン造りの経験もなかった「トゥア・リータ」がこの栄光を手に入れたのは、神秘としか言いようがない。
その主人公は、ワイナリーの名前となった奥さんのリータさんでも、醸造家のステファノ・キオッチョリでも、現在醸造・栽培を取り仕切るステファノ・フラスコッラでもなく、この畑を購入した夫のヴィルジニオ氏である。
当初ヴィルジニオ氏は都市で働く営業マンだったが、大地の香りが好きで、昔からの夢であった畑仕事をすべく、ようやくこの地に畑を手に入れた。この時ヴィルジニオ氏はブドウを作ろう思ってはいなかった。ましてや、そこが後に世界レベルのワインを生み出す土地であったということなど、世間の人は勿論、ヴィルジニオ氏も知らなかったという。
彼のブドウ栽培人生が始まった。土の香りが大好きで始めた。仕事は、毎日が飽きない。いつワイナリーに行っても、ヴィルジニオ氏は畑にいる。それは朝8時から始まり、暗くなるまで続く。。。


















