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2011-11-22|イタリア

 

 



ヴェネト州だけでなく、イタリアを代表する偉大な生産者であるダル・フォルノ ロマーノ。果実風味の塊、恐ろしいほどの深みに完璧なハーモニー、そして終わりなき複雑さと余韻。そのワインの真価が100%発揮されるには、一体どれだけの時が必要となるのか、考えさせられる程のワインを造り出しています。その味わいには誰もが、「彼は天才だ!」と感じるに違いないでしょう。

しかし、彼の人生を見る限り、その一言では片付けられない大変な試行錯誤がありました。ゼロどころか、マイナスの状況から出発し、毎日畑の手入れをしたのにもかかわらず、時に水のようなワインが出来てしまったり、畑のてこ入れの為に莫大な借金を背負ったり...と、とうてい順風満帆な人生を歩んできたとは言えない過去を積み重ねてきたのです。
それが今や、アマローネのトップ生産者として名を馳せ、ワイン・アドヴォケイトでも1996年、1997年と連続で99点を獲得するなど、世界レベルでも間違いなくトップクラスのワイナリーへとなりました。

ロマーノ氏曰く、「ブドウは人間同様、長きに渡って続けた習慣は直ぐに取り去ることは出来ない。時間とともに少ずつ、新しい環境に順応していくものである。故に継続し、待ち続けるという我慢・忍耐が必要なのだ。そして、そこから果実味・新鮮さ・エレガンス・ストラクチャー・余韻...という全く異質の要素を統合し、最高品質のワインを造り出すことは、どんな困難も障害ではない。」
そう話し、現在も留まることなく理想に向かっているロマーノ氏。
彼が現在の名声を得るに至ったのは、この飽くなき理想への努力があったからこそなのです。





ロマーノにとって、“ アマローネだけでなく、ヴァルポリチェッラ・スペリオーレをいかに世界に知らしめるか ” が、ワイン造りにおいて、大きな目標の一つでした。『クインタレッリ』がアマローネを世界に知らしめたように、ヴァルポリチェッラ・スペリオーレの可能性を信じ、彼の理想、すなわち「全てを含んだワイン」として世に出したいと考えてきたのです。

ロマーノ自身、自分のつくるべきヴァルポリチェッラ・スペリオーレが、1999年ヴィンテージから見え始め、2000年ヴィンテージにはっきりとそれが見えたと言います。一般的には彼の華々しいワインの評価と、その活気ある明るい性格から、何の苦労や苦悩も無く、彼は現在の名声を勝ち得たような印象が蔓延しているようです。
しかしロマーノは、マイナスの状況から畑やブドウの習慣までも変え、現在、イタリアだけでなく世界でもトップのワインをつくり出すところまで登り詰めた、偉大な生産者なのです。

自分の理想を追い求め、そのためには微塵の妥協も許さずに突き進む強いエネルギー、ワインづくりに対する半端ではない情熱...それがワインの中に見えるのです。
私たちはこのワインに対し、論評を交わすことは出来ません。
皆様には、ただ「飲んでください」と言うだけです。




ロマーノ氏は、畑の仕立てやアパッシメント(乾燥)、醸造熟成工程においては現時点である程度の域に到達したと考えています。しかしながら、未だその工程中の細かい部分を完璧に近づける事や、作業性を今以上に向上させなければいけないとも考えています。
例えばワインをできるだけ酸化させない為に、できるだけラッキング(滓引き)回数を少なくすることは他のワイナリーでも努力していることだと思いますが、ロマーノ氏は更に窒素ガスが入った特別な小タンクを特注し、限りなく酸素と触れ合わないようにしています。また樽の種類(アメリカ産)も選別を重ね、樽の焼きも違った樽(蒸気で焼いた物)を試す、ヴァルポリチェッラにパッシメントを取り入れる等、他にも多くの細かい修整を毎日考え、そして実行し続けています。その中で良いことのみを実際に取り入れています。
あらゆる作業の完璧さを追及しているという点での努力は常人の域を超えています。ロマーノ氏がこれまで行ってきた全ての事(ワインレベルの向上、試行錯誤の結果から導いた自分なりの理論など)を得るには、常人なら2~3世代かかるのが必定でしょう。


 

1957年、ヴェネト州イッラージ近くのカポヴィッラに生まれる。祖父、父とも農夫であり、ロマーノ氏も小さい頃から農業を手伝っていた。この頃に畑の基礎知識を学んだといえる。それ以上に、いかに農業が大変か身に染みて理解したという。

 

その後、祖父のルイージ氏が兄弟間で細分化した土地を一つにまとめ農業をはじめた。この頃は幅広い農産物を作り、トラクターのような機械は無く、牛や馬などの動物を使い耕していた。当時ルイージ氏は、このあたりでは「ワイン鑑定にたけている人物」として知られており、現在ロマーノが歩んでいる道の中に祖父の姿が見られる。
当時このあたりのブドウは地元の組合に売られていたが値段は低く、生活最低限の収入にしかならなかった。  

 

中学校の後は農業専門学校へ入り卒業したが、父の農業、他の農場を見ても自分の将来が明るいものとは考えられなかったという。彼からすれば同じ事を繰り返すだけの仕事で満足感、未来と言う物を感じる事が出来なかった。当時ロマーノは22歳前後で苦悩の時期、自分に自信がない、人生何をしていいか判らないといった時期を過ごしていたという。

 

この時、周りの農業の状況を見て「なぜ自分のスタイル、品質向上の努力、改革、実験、リサーチなどを行わないのか? また自分の生き様を表現しないのか?」と疑問をもち、それらの疑問はその後のワイン造りの基礎となっていった。

 

1970年代後半結婚をし、自家製のラベルもないワインを家庭訪問し販売した事もあった。

 

1980年代初め、25歳の時にジュセッペ・クインタレッリのワインを飲み直感する。「これが自分の進むべき道だ。」と。その後クイッタレッリ氏と頻繁に会うようになり、ワインに対する哲学を学んだという。世間ではロマーノ氏がクインタレッリ氏の元で働いていたと言う人もいるが、そういう事実は無く、週末にワインを持って行きワイン談義をしていたと言うのが真実。二人は会って直ぐ友人関係になった。どちらかというと、親子のような関係に近かったかもしれない。クインタレッリ氏の子供は娘ばかりだったので、ロマーノ氏を息子のように思ってくれたという。

 

進むべき方向が定まっても、実際それを実行に移すのは容易ではなかった。それまでロマーノ氏の持っていた畑はブドウを大量生産するように仕立てられた畑で、当時イッラージの畑から良いワインが出来るとは考えられていなかった。クインタレッリ氏もそう考えていたという。

 

しかしロマーノ氏はゼロから始めた。アグロノモはもちろん、エノロゴもいなかった。唯一の自信は子供の頃から農家として畑で働いてきた経験、またマエストロ(クインタレッリ氏)とワインづくりの談義をする時間であった。

 

まずブドウ樹1本にできるブドウ房を徹底的に少なくさせようと試みた。しかし数は少なくなったものの、房は大きく実は巨大になり、水で薄めたようなブドウができた。大変な労力の要る仕事だが、「自分の求めるワインを造る」という魅力には、どんな困難も障害ではなかった。ロマーノ夫人も一緒に畑に出て働き、助けたという。

 

ロマーノ氏曰く、「ブドウは人間同様、長きに渡り続けた習慣は直ぐに取り去ることは出来ない。時間とともに少ずつ新しい環境に順応していく物である。故に継続し、待ちつづけるという我慢忍耐が必要である。」

 

1983年 がアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ D.O.C. のファースト・ヴィンテージとなった。1988年よりバリックを実験として使い、商品としては1990年ヴィンテージから使用している。
彼の既成概念にとどまらないワインづくりは、常に新たな試みとして実現されてゆく。

 

1990年代に入り銀行から膨大な借金をして古いカンティーナ、畑の改善などを始めた。妥協のない理想を求める姿はそのカンティーナ、畑にも歴然と表れている。

 


【 2004年 】
ロマーノ氏曰く、「ここまで完璧かつすべての要素を持っている収穫が出来たのは初めてだ。」天候的にはもちろんの事、収獲したブドウ、ワインの品質としては、彼の今まで生産してきたヴィンテージ中では最高峰と言えます。深み、複雑さ、フレッシュ感、余韻それぞれが純粋で限りなく味わい深くすべてが渾然一体となり、余韻が果てしなく続きます。‘04年のアマローネとヴィーニャ・セレは共にロマーノ氏が今までワイン造りを行ってきた中で、金字塔と呼べるヴィンテージとなるでしょう。

【 2005年 】
2005年は収穫時期前後の悪天候よりアマローネを生産しませんでした。本来アマローネになるべきブドウを使用してヴァルポリチェッラを生産。結果、ロマーノ氏としては満足できる品質を得ることが出来きました。平年のヴァルポリチェッラと比較して柔らかいスタイルとなっており通常ヴィンテージよりは早くから楽しめるワインです。

 

 

 

  • 原産国 : イタリア   地方 : ヴェネト
  • ヴァルポリチェッラ D.O.P.
  • ブドウ品種 : コルヴィーナ&コルヴィーナ・グロッソ 70%、ロンディネッラ 20%、クロアティーナ 5%、オゼレータ 5%
  • 初ヴィンテージ : 1983年
  • 樹齢 : 平均12年
  • 標高 : 350m
  • 土質 : 沖積土(70% 岩石、15% 泥土、15% 粘土)
  • 株密度 : 11,000~12,800本/ha
  • 収穫 : ブドウを手摘みで収穫後、風通しを良くするため各房にハサミを入れ、100%のブドウを約35日間陰干し。
  • 生産量 : 9,600本
  • 醗酵・熟成 : ステンレス・タンク醗酵。その後、オーク樽熟成36ヶ月(225L、新樽比率100%)/瓶熟成 12ヶ月以上
  • 味のタイプ : 赤・フルボディ
  • 容量・入数 : 750ml×12本入
  • -----

品番 : 642541  バーコード : 4997678425418
希望小売(税別) : 10,000 円


 

  • 原産国 : イタリア   地方 : ヴェネト
  • アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ D.O.P.
  • ブドウ品種 : コルヴィーナ&コルヴィーナ・グロッソ 60%、ロンディネッラ 20%、クロアティーナ 10%、オゼレータ 10%
  • 初ヴィンテージ : 1983年
  • 樹齢 : 平均14年
  • 標高 : 350m
  • 土質 : 沖積土(70% 岩石、15% 泥土、15% 粘土)
  • 株密度 : 11,000~12,800本/ha
  • 収穫 : ブドウを手摘みで収穫後、風通しを良くするため各房にハサミを入れ100%のブドウを約3ヶ月間陰干し。
  • 生産量 : 9,600本
  • 醗酵 : ステンレス・タンク/その後、オーク樽に移動
  • 熟成 : オーク樽熟成 36ヶ月(225L、新樽比率100%)/瓶熟成 24ヶ月以上
  • 味のタイプ : 赤・フルボディ
  • 容量・入数 : 750ml×6本入
  • -----

品番 : 642540  バーコード : 4997678425401
希望小売(税別) : 43,000 円


  • 原産国 : イタリア   地方 : ヴェネト
  • ヴェネト I.G.T.
  • ブドウ品種 : コルヴィーナ&コルヴィーナ・グロッソ 55%、クロアティーナ 20%、ロンディネッラ 15%、オゼレータ 10%
  • 初ヴィンテージ : 1983年
  • 樹齢 : 平均14年
  • 生産本数 : 8,900本
  • 土質 : 沖積土(70% 岩石、15% 泥土、15% 粘土)
  • 株密度 : 11,000~12,800本/ha
  • 収穫 : 樹齢10年以上のブドウをセレクトしながら手摘みで収穫。風通しを良くするため各房にハサミを入れて約3~4ヶ月陰干し。
  • 醗酵・熟成 : ステンレス・タンク。その後、オーク樽熟成 25ヶ月(225L、新樽比率100%)/瓶熟成 25ヶ月以上
  • 味のタイプ : 赤・極甘口
  • 容量・入数 : 375ml×6本入
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品番 : 642542  バーコード : 4997678425425
希望小売(税別) : 26,000 円


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