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シャトー・ド・パランシェール
安定した品質で世界のテイスター達が真価を認めるワイン!

 シャトー・パランシェールはボルドーの東の境界線近くにあります。ボルドーの市街から高速を使って1時間半。すぐ隣の畑はもうベルジュラックです。ガザニエル家はモロッコの出身で、ジョン・ガザニエル氏の父、ラファエル・ガザニエル氏が当時モロッコでワイン造りを行なっており、その後1958年にパランシェールを購入、ワイン造りの地をボルドーへ移しました。現当主のジョン・ガザニエル氏は、1973年から1975年までエミール・ペイノー氏とリベロー・ガイヨン氏のもとで醸造学を学んだ後、6年間父に就いて研鑚を積み、1981年からシャトーを引き継ぎました。
 ガザニエル家がオーナーとなったのは1958年ですが、シャトーの歴史は1731年まで遡ります。LOT ET GARONNEとDORDOGNEの境目に位置しているため、両方の文化の影響を受けています。1731年にシャトーはペリゴール様式で建てられましたが、19世紀の初めにボルドー様式に建て変えられました。今でも、一部18世紀のペリゴール様式の部分が残っていて、その昔を忍ばせます。 。
 シャトー全体の敷地は153haで、栽培面積は65ha。比較的平坦な畑が広がるボルドーにおいて、パランシェールはまさに“丘”にあるシャトー。畑が丘陵地にあるので日照も良く、水はけもよい。畑の平均樹齢は35年ですが、100年を超えるものや、父が植えた45年のものもあります。3つのキュヴェを造っていますが、区画は特に分けておらず、一番上のキュヴェ・ラファエルには古木から取れたブドウを多く使用することに決めていますが、結局は出来上がったキュヴェを試飲して決めます。古木であれば必ず良いレベルのキュヴェが出来るわけではないというのが理由です。
 一族がボルドー出身ではないこともあり、ここの熟成方法は変わっています。一度樽に入ったワインは澱引きを行なわず、澱上で熟成させます。その後、ボトリングまで一回も樽から外に出さず、酸素を注入しワインを空気に触れさせます。この過程により、果実味を逃すことなくワインの中に閉じ込めることができます。
(右は樽が動かず、18ヶ月静かに眠るセラー)


左がジャクリーヌ夫人、
右がジョン・ガザニエル氏
 パランシェールを長年知るボルドーの友人はいつもこう言う、
「パランシェールは品質が安定しているから、どのヴィンテージも試飲をせずに買える。」
 近年になって技術も向上し、バッドヴィンテージというのは存在しにくくなってきているが、80年代、90年代前半はまだまだヴィンテージの差が大きかった。しかしパランシェールはそんな時代から常に安定した品質を維持し、ロバート・パーカーやデキャンタ誌などからも常に高い評価を得てきた。また、シンガポールのラッフルズホテルを始め、アジア各国の一流ホテルで扱われていることからのその堅実な評価が窺い知れる。ココだけの話、かつてパーカーは「ラス・カーズが100ドルもするのなら、私はパランシェールをすすめる。」と言ったことがある。

  • 真中に小さく、丘の一番上に見えるのが
    パランシェール

  • 左がペリゴール様式の部分

  • 右がボルドー様式の部分。
    二つとも同じ棟にあるというのが面白い。
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