もともとはヨーロッパ中で高い評価を得ている「アクアヴィーテ」という高級グラッパの専門メーカーでしたが、社長のトゾリーニ氏が大のワイン好きということで、自分の理想とするワインを完成させようと、ワイン造りをスタートさせました。
特に白ワインで有名なフリウリ州ですが、彼はフリウリでも素晴らしい赤ワインをつくることが出来るという事をイタリア全土に知らしめるため、代々この地で栽培されてきたカベルネ品種で「デカノ・ロッソ」をつくりあげました。その際にアドバイスをしてくれたのが、彼の友人であり、当時『アンティノーリ』社で醸造を担当し、後に『サッシカイア』の醸造に携わったジャコモ・タキス氏でした。
トゾリーニ氏のワインへの情熱はとどまることを知らず、高級ワインの「RAIZ(ライツ)」ラインとは別に日常ワインの「MARSULE(マルスーレ)」ラインを誕生させました。MARSULEラインは、様々なぶどう品種で構成されており、特にフリウリを代表する白ワイン品種「ピノ・グリージョ」は素晴らしい出来映えです。
そして2004年に母体であったアクアヴィーテのメーカーから完全に独立を果たし、この年よりエノロゴにはフイウリの銘譲『ジローラモ・ドリゴ』を手がける地元の醸造家アレッシオ・ドリゴ氏とコンサルタント契約を結び、更なるフリウリの魅力をつくりあげています。又、同時に大規模な投資を行い設備面を充実させました。
「細かなことが重要なのだ」と一つ一つの作業に余念がないトゾリーニ氏。「情熱・努力・投資の3つの要素が揃ってこそ初めて素晴らしいワインができる」と、60歳を過ぎた今、彼の理想のワインつくりが本格的に動き始めました。また、息子アレキサンドロ氏も同年よりテレザ・ライツ社に入社し、厳粛な父の下、現在カンティーナで修行を行っています。






