ワイナリー紹介

イタリア > ロンバルディア > フェルゲッティーナ



「フェルゲッティーナ」は1991年創立と比較的新しいワイナリー。「ベッラヴィスタ」で20年という長きに渡り栽培・醸造責任者を務め、その名声を確立した立役者といわれる「ロベルト・ガッティ」氏の情熱の下、わずか5haの畑からスタートしました。氏の哲学である「エレガンスとフィネス」が最大限に表現された素晴らしい味わいは、創立後間もない時期より評判となり1997年の「サテン」がガンベロ・ロッソでいきなり3ビッキエーリを獲得(1999年でも再度獲得!)。さらに、「3グラスのフランチャコルタの中で一番素晴らしい」「ベスト・バイ・フランチャコルタ」と評価されるなど、注目を浴びます。

 フェルゲッティーナのフランチャコルタの最大の特徴の1つ、「限りなく上品で繊細、澄み切った」味わいには、一貫したこだわりがあります。全て徹底した自社管理で栽培したブドウのみを使用するのみならず、驚くべきはその贅沢なブドウの搾り方にありました。
まずフランチャコルタに使用するブドウは、樹齢が10年以下の樹から収穫された房は品質基準に満たないものとして使用しません。そして収穫できたブドウの半分、つまり50%は質が劣るものとしてバルクで販売しています。
 その後残った50%のブドウから、フランチャコルタとして搾るジュースの量は僅かにそのうちの35%。つまり、フェルゲッティーナのフランチャコルタになれるのは、収穫したブドウの半分の35%、すなわち20%に満たない量なのです。
 イタリア2台しかないという「マルモニエ」という圧搾機を使用して、ゆっくりと優しく、果実のマイナスの要素を抽出することなく搾ることで、果汁の色は他では見たことのない程の透明感。フランチャコルタの規定では65%まで搾ることが認められているのですが、この信じられない程贅沢な圧搾のお陰で、既にワインのような輝きを持つ、本当にブドウの美味しい部分だけが閉じ込められた果汁になるのです。これがフェルゲッティーナの「純粋」な味わいの最大の武器でしょう。

果実は丸い形状を保ったまま殆どつぶれておらず、果汁は極めて透明

 フェルゲッティーナのもう1つの魅力は、独自の「熟成美」。通常のブリュットでも、規定の18ヶ月に対し24ヶ月と長く熟成期間を取り、特にエクストラ・ブリュットでは、規定の36ヶ月に対し72ヶ月という、倍の年月を熟成させています。  これは単に長くしただけではなく、様々な熟成期間を試した上で、一番良い品質を見極めたそうです。当然その分コストもかかり、経営からすれば販売まで長い年月を要するのは非常に苦しいことですが、売上よりもあくまで品質重視のため、フェルゲッティーナ独自の熟成美の世界をフランチャコルタの中に造りだしています。

 オーナーのロベルト・ガッティ氏はフランチャコルタ歴40年を超える、大ベテラン職人。無口で働き者、“頑固職人”を絵に描いたような彼が、全て自らの手の届く範囲で造り上げるフェルゲッティーナのワイン。大量生産によって名声を得、他業種からビジネスとして立ち上げられた他のワイナリーと異なり、幼い頃からフランチャコルタの地で育ち、地元に根ざしたこだわりの職人が造るのは、家族に支えられた生産者元詰フランチャルタ。販売プロモーションやマーケティングはお世辞にも得意とはいえませんが、それだけに、「知る人ぞ知る、素晴らしいものをやっと探し当てることができた」という喜びを味あわせてくれる存在感をもつ生産者ともいえるのではないでしょうか。
 その品質は口コミで広がり、特にオリジナリティを求めるイタリア国内のこだわりレストランが、ここのフランチャコルタの取り扱いを求めて注文が殺到。ミシュラン3ツ星の「ダル・ペスカトーレ」や、2ツ星の「ダ・ヴィットリオ」をはじめとした著名なレストランで愛されています。最近ではその素晴らしさが日本の愛好家の間でも認知されはじめていました。
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